無職、無収入の人でも任意整理は可能？
こんにちは。
任意整理を考えられている人の中には、色々な人がいるかと思います。
収入がある人、ない人。主婦の方など。
私自身はサラリーマンで収入があり任意整理が出来たのですが、
収入がない方でも任意整理をすることが可能なのか？
と、気になる方もいるかと思います。
そこで、今回は無職の人でも任意整理をすることが可能なのか？
について調べてみました。
簡潔にまとめてありますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
任意整理とは？
まずは、任意整理について簡単に説明したいと思います。
任意整理は債務整理の一つで、裁判所を通さず実施できるものになります。
メリットとしては、裁判所を通さないので司法書士の方に依頼することも可能で、
親や他人にばれずに実施することが出来ます。
また、債務整理の中で最も費用が安く済むものであります。
具体的なことについては以下の記事に記載しおりますので、
是非参考にして下さいね。
無職の人でも任意整理は可能？
さて、本題です。
現在働いていない人、いわゆる無職（無収入）の人でも任意整理は可能なのでしょうか？
結論から述べるとかなり厳しいものになります。
と言うのも、任意整理は債務額そのものを減額する物ではなく、
あくまでも将来の利息をカットする債務整理になります。
そのため、任意整理後に残る債務額を３～5年に渡って返済できる人と言うのが最低条件になります。
定期的な収入を示すことが出来ない無職の人では任意整理はかなり困難です。
条件次第では可能？
ただ調べてみると例外もありそうです。
①家族に返済を立て替えてもらう
②過払い金の可能性がある
この2つの場合は、実際に任意整理が認められた例もあります。
しかし、普通に収入がある人よりは任意整理が認められる可能性は低いでしょう。
更に将来的に収入の予定がある（再就職）が見込められる必要があるという記載もありますので、一概に通るとは言えません。
ここは司法書士や弁護士さんとの相談になります。
どうすれば任意整理が出来るのか？
任意整理が出来るか否かの分かれ目は”定期的な収入があるかどうか”です。
そのため、アルバイトやパートなどでも大丈夫ですので安定的な収入があるということを示しましょう。
1年間という長い期間働く必要はありません。
1，2か月でも認められたことがあるので、ひとまず定期的な収入を得るための行動をしましょう。
任意整理以外は出来るのか？
債務整理には、個人再生と自己破産があります。
・個人再生
個人再生は借金額を減少することになりますが、全てなくなるわけではありません。
個人再生は借金減額後にどのようにして返済していくのかというプランを提出する義務がありますので必ず定期的な収入が必要です。
任意整理よりも厳しいといえますので、ほぼ確実に個人再生は厳しいでしょう。
・自己破産
自己破産は無職や無収入の人でも実施できます。
と言うのも、自己破産は借金額を０にする債務整理になります。
そのため、無職の人でも問題ありません。
無職の人で、借金に困っており今すぐでも債務整理をしたい方には
自己破産をお勧めいたします。
しかし、自己破産の場合は持ち家を失ったり社会的信用を失ったりなど、
任意整理や個人再生よりもデメリットがかなり大きいので注意が必要です。
まとめ
今回は無職、無収入の人でも任意整理が出来るのかを見てきました。
結論として、任意整理を実施することは難しいです。
本当に困っている方には自己破産をお勧めいたしますが、
出来れば安定的収入を示すことが出来るようにパートやアルバイトを実施しましょう！
では、また！
